中期経営計画における重点施策

コンビニエンスストアのブランド統合完遂

コンビニエンスストアのブランド転換は順調に進捗し、転換後の店舗は日商・客数ともに転換前を上回って好調に推移しています。今後は国内約17,000店舗のネットワークが一丸となり、新たな「付加価値」の提供に向けた取り組みを加速するフェーズへと移行します。

過去に例を見ない規模のブランド転換を断行

経営統合から2年あまりで約5,000店舗ものブランド転換を完了する統合作業は過去に例を見ない規模で、ファミリーマートにとっても挑戦的なプロジェクトでした。しかしながら、経営統合によるシナジーを創出し、お客様へ新たな「付加価値」をご提供していくためには、1日も早いブランド転換の完遂が必須であるとの認識のもと、過去に行ったam/pmやココストア等とのブランド統合で蓄積したノウハウを最大限に活用し、経営戦略上の最優先事項としてブランド転換を進めました。この結果、転換後の売上・客数は転換前に比べ10%以上伸長するなど、ブランド統合の成果が確実に表れています。

商品・インフラの統合も同時進行

2017年2月末には転換を控えた「サークルK」「サンクス」店舗でも「ファミリーマート」の商品への統合が完了し、同年6月には物流面も一本化されました。さらに同年8月には、「Tポイント」の利用が可能になるなど、商品・サービスの統合をブランド転換に先んじて進めました。
店舗運営に関わる様々な機能やインフラも統合が進み、効率化が図られました。ファミリーマートでは2014年度に中食構造改革をスタートさせ、商品の質の向上に向けた新規投資と、製造・物流拠点の再整備による効率化を両輪として取り組んできましたが、今般の経営統合を機に、「サークルK」「サンクス」両チェーンの商品を取り扱ってきた中食製造拠点や物流拠点、物流網をも含めたサプライチェーン全体の再整備へと対象を拡大しました。経営統合当初120拠点あった中食製造工場は2018年2月末時点で96拠点に、物流拠点は213拠点から164拠点へと最適化しました。

サプライチェーンの効率化

(株)ドンキホーテホールディングスとの
資本・業務提携

2017年8月に、(株)ドンキホーテホールディングスとの間で資本・業務提携に関する最終契約書を締結し、同年11月には当社が保有するユニー(株)の発行済株式のうち、40%の株式譲渡が完了しました。

資本・業務提携のねらい

今般の資本・業務提携により、当社グループが展開するCVS事業及びGMS事業と(株)ドンキホーテホールディングスのディスカウントストア事業における、それぞれの強みやノウハウを活かした協業と、相互補完効果の発現を期待しています。加えてユニー(株)において、資本を含めた緊密な連携を通して、若年世代を含めた客層の拡大やディスカウントストア事業ならではの店舗展開・店舗運営のノウハウを活用し、新たなGMS事業を創生していきます。

新会社UDリテール(株)を設立

2017年11月には、ユニー(株)と(株)ドンキホーテホールディングス両社協業によるダブルネーム店舗「MEGAドン・キホーテUNY」の運営主体として、ユニー(株)の100%子会社であるUDリテール(株)を設立し、ユニーから業態転換する店舗の資産を吸収分割によりユニー(株)から同社に移管しました。

ダブルネーム店舗がオープン

ユニーからの業態転換1号店として、2018年2月に「MEGAドン・キホーテUNY 大口店」がオープンしました。3月までに合計6店舗がオープンし、売上・客数ともに想定を上回る好調なスタートを切りました。

金融・ECビジネスの本格化に向けて

決済手段の多様化やポイントを活用したマーケティングなど、小売業の強みを活かした金融ビジネスを新規成長分野として確立するため、金融・EC周辺事業を担うグループ会社との関係強化を進めました。

(株)UFI FUTECH発足

ファミリーマートのネットショッピングサイトを運営していた(株)ファミマ・ドット・コムは2017年9月、(株)ファミリーマートが保有する同社の全株式を当社に移管するとともに社名を(株)UFI FUTECHとし、フィンテック関連ビジネスを展開する新会社として生まれ変わりました。電子マネーやクレジット、ポイント、顧客ID 等を含むグループのフィンテック関連事業を推進していきます。

ポケットカード(株)の共同公開買付による関係強化

(株)ファミリーマートは2017年11月に、「ファミマTカード」を運用するポケットカード(株)の株式を、伊藤忠商事グループとの共同公開買付により取得しました。これにより(株)ファミリーマートと伊藤忠商事グループが保有する同社の株式は合計で80%となります。この関係強化により、今後の新規成長分野と位置付ける金融ビジネスをさらに強化していきます。

ユニー(株)が(株)UCSを完全子会社化

ユニー(株)はグループ会社でカード事業・保険リース事業を展開する(株)UCSの株式を株式交換により取得し、2018年5月に完全子会社化しました。ユニーの店舗基盤にUCSのビジネスノウハウを融合させ、マーケティング施策の強化や顧客基盤の拡大を図るとともに、GMS事業の成長に見合ったシステム投資を行うことで、金融ビジネスの強化と経営効率化によるグループの収益性向上を図ります。