重要課題1環境への配慮

循環型社会の構築

エコ・ファーストの約束

ユニー

持続可能な社会構築の取り組みを行う環境先進企業として、ユニーは環境大臣と2008年に「エコ・ファーストの約束」を交わし、消費者や生産者、地域行政と一緒に環境問題の解決に取り組んでいます。2018年度までの約束として、食品リサイクルループの全店舗への拡大と再生利用等実施率80%の達成、容器包装廃棄物の発生抑制ではレジ袋の辞退率85%達成等に取り組むとともに、進捗状況の公表と環境省への報告を定期的に行っています。

※「エコ・ファースト制度」とは...

企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など、自らの環境保全に関する取り組みを約束し、環境大臣が「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っている環境先進企業であることを認定する制度です。2017年10月時点では、40社が認定されています。

エコ・ファースト・マーク
エコ・ファースト・マーク

食品ロス削減への取り組み

ユニー

まだ食べられるのに、納品や販売の過程、あるいは賞味期限切れなどの理由で捨てられてしまう食品ロス。ユニーでは、こうした食品ロスを削減するために「3分の1ルール」を見直し、販売期間を延長する取り組みを進めています。「3分の1ルール」とは、食品の製造日から店舗への納品期限・販売期限・賞味期限までの期間を3等分する食品業界の商習慣ですが、販売期限を小売業者が設定することで、納品期限切れや販売期限切れでの返品や廃棄を減らすことができるため、業界全体での食品ロス削減に向けた取り組みとして注目されています。

食品ロス削減への取り組み

ファミリーマート

ファミリーマートでは、店舗での廃棄ロスを削減するため、発注システムの精度向上に取り組んでいます。店舗ごとに在庫数や売れ行き・天候・イベント等を考慮し、適正な発注数と品揃えを維持管理することで、特に消費期限が短い弁当やおむすび、サンドイッチなどの廃棄抑制につなげています。

2016年秋に導入を開始したオリジナル惣菜「ファミデリカ」(現:お母さん食堂)では、食品を劣化させる酸素の代わりに、二酸化炭素と窒素を注入して、酸化抑制効果を高める「ガス置換包装」を採用しました。食品包材の高機能化によって、お惣菜の鮮度とおいしさを損ねず消費期限を3日間延長することが可能となり、食品ロスの削減にもつなげています。こうした新技術の導入はもとより、販売方法・包材の見直しを進めながら、これからもさまざまなアプローチから廃棄ロスの削減に取り組んでいきます。

ファミリーマートの発注業務
ファミリーマートの発注業務
ガス置換包装商品(お母さん食堂)
ガス置換包装商品(お母さん食堂)

食品リサイクルループの構築

ユニー

地域に密着しながら循環型社会を実現させる取り組みとして、ユニーでは食品リサイクルループ事業を推進しています。生産者やリサイクル業者など、ループの各段階を担うさまざまな事業者とパートナーシップを形成し、店舗から生じた食品廃棄物の循環資源化に努めています。各店舗に廃棄物計量システムを導入し、廃棄物の発生抑制と分別の徹底を図ることで、ユニーの食品リサイクル率は2016年度63.6%と前年比で2%向上しています。

また、食品リサイクルループの構築は、各地の生産者と消費者を結ぶ地域循環・地産地消の推進にもつながります。各店舗から集められた食品残さは、リサイクル事業者によって飼料・堆肥に再生されますが、それらを使用した生産者を特定できる仕組みも導入しており、安全・安心な農畜産物を提供する地域循環農業の確立に貢献しています。

食品リサイクルループの構築

有識者の声

グループ全体で日本における食品ロス削減の牽引を期待

飲食店・小売店での食べ残しや売れ残り、自宅での食べ残しなど、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品ロスは2014年度推計で年間約621万トンにのぼります。
そうした中、食品にかかわる企業は、技術革新による消費期限・賞味期限の延長や商習慣見直しによる納品期限の見直し、廃棄される食品の再資源化等、積極的な取り組みを行っています。

とりわけユニーさんは、2007年に食品リサイクル法に基づく「再生利用事業計画」の第一号認定を受けて以来、店舗を展開する各府県でリサイクルループを構築するなど、食品廃棄物削減・再資源化に積極的に取り組まれています。リサイクルループの件数の多さはもとより、リサイクル手法の多様さや質の高さの点でも、全国トップクラスの活動です。

ファミリーマートさんにおいても、プライベートブランド惣菜の『お母さん食堂』で、密封容器と酸素低減技術の組み合わせにより鮮度保持・消費期限の延長を実現しています。農林水産省では、こうした企業努力を消費者に知っていただくことが重要と考え、昨年作成した「食品ロスの削減に資する容器包装の高機能化事例集」の中でもこの取り組みを紹介しています。

今後は、相互の資産を活かしグループ全体で、日本における食品ロス削減への取り組みを牽引する役割を担うことを期待しています。

Ryoko Kawai
農林水産省 食料産業局
バイオマス循環資源課
食品産業環境対策室河合 亮子 室長

食品リサイクルの推進

ファミリーマートユニー

2007年、ユニーは農林水産大臣・環境大臣・経済産業大臣から全国初となる「再生利用事業計画」の認定を受けました。以来、各地の再生利用事業者・農業生産者とのパートナーシップをもとに、食品リサイクルループの継続的運営と新たな構築を進め、国内最多の15事業を展開しています。

現在、ファミリーマートと共同で4事業を行っていますが、今後は食品リサイクルループをグループ一体として取り組むことで、循環型社会の形成においても経営統合のシナジーを高めていきます。

食品リサイクルの推進

ファミリーマート

ファミリーマートの「再生利用事業計画」として、2008年4月より、東京23区と都下の店舗および食品委託製造工場から食品残さを回収し、養豚用リキッドフィーディング(液体飼料)として再生利用する食品リサイクルを行っています。さらに、その他地域でも食品残さを飼料や堆肥にリサイクルする取り組みを進めており、2017年8月時点で全国3,650店で実施しています。

また、ファミチキなどのフライヤー商品で使用した廃食用油は、専門業者によって回収され、養鶏用飼料の添加剤やインク、石鹸等として100%リサイクルしています。その一部は「薬用ハンドソープ」として店舗で使用され、循環型リサイクルを実現しています。

薬用ハンドソープ
薬用ハンドソープ